工作>FT1D電源ケーブル
はじめに
FT1D(アマチュア無線機)を自宅で運用する際, 5Wをフルで活用するには電源が欲しい所です. 付属の PA-48A というACアダプタはDC12V/0.5Aと小さく, これではL2モード(1.0W)に固定されてしまいます.
ここで, アマチュア無線機の各社が作っている直流安定化電源(13.8V)を利用できるよう, 電源ケーブルを自作しました.
購入品
部品名 | 型番等 | 購入店 | 購入価格 |
---|---|---|---|
DCプラグ | EIAJ2・MP-202 | マルツ | 76円 |
バナナプラグ | ミニバナナプラグ赤 | マルツ | 86円 |
バナナプラグ | ミニバナナプラグ黒 | マルツ | 86円 |
ケーブル | 手持ち品を利用 | 不明 | 不明 |
- バナナプラグは秋月電子の 赤(MK-621-0) および黒(MK-621-1) が安い
- 利用したケーブルはAWG22の平行線. スケア表示では0.75sqが良いかと思います. (参考 : ビニル平行コード黒 0.75sq)
工具名 | 型番等(参考) | 利用箇所 | 備考 |
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はんだこて | 20W品 | 配線のハンダつけ | 白光DASHシリーズ |
ワイヤーストリッパー | PP313B-165 | 被覆線の剥ぎ | なくても良いが, ニッパーは必要 |
この他, はんだとヒートクリップを用意しています.
電源について
アマチュア無線機用に売られている電源は, 基本的に13.8V固定のものとなっています. DC12-14VがFT1Dへの適正電圧なので, 適合します.
私が利用している電源は, かなり古いものですが, アルインコ製EPA-57というものです.
バナナジャックが後ろに備わっています. (この電源はスピーカーもついている一体型のものです)
写真と説明
極性について
DCプラグはセンタープラスのピン構造となっています. 外側がGNDになるように, バナナプラグの黒を接続してください.
注意点
430MHz帯で5W出力する際には, 2Aと大きなな電流が流れます. 絶縁不良・半田不良の無いようにしてください.
おわりに
市販のケーブルよりかなり安価に製作することができます. FT1DはEIAJ2規格のプラグを採用していますが, こちらはDC3.15-6.30V(2A)という規格品であるため, 単純に考えると規格オーバーなのが謎ですがハンディ機という縛りからかこのようなプラグが採用されています. (EIAJ2はただ接続できてしまうだけで, 実は独自規格なのかもしれませんが) 低品質なプラグでなければ問題ないとは思いますが, 念のため.
八重洲無線からは E-DC-6 という外部電源用ケーブルが販売されています. これはバナナプラグを買うだけでケーブルが作成可能(なはず)です. DCプラグ・ケーブルで580円(税抜)なのが少し高価ですが...