その他>FT1D(ハンディ無線機)
はじめに
所有している八重洲無線・ハンディアマチュア無線機「FT1D」の紹介ページです.
購入情報
| 購入日 | 2016年5月22日 |
|---|---|
| 購入店 | 富士無線佐倉店 |
| 金額 | 30,800円 |
当機種は定価が74,304円と高価な無線機です.
FT1XDというマイナーチェンジモデルが発売され, (GPS強化&バッテリー増加) 在庫処分価格でしょうか, 驚きの安さでした. 購入したものですが, 正確にはFT1DH(ヘビーデューティーパッケージ)という名前で販売されている1,800mAh電池に加え1,100mAh電池も付くという豪華モデルです.
ハンディー機について
アマチュア無線機は固定器・モービル機・ハンディ機という3つに分類されます.
その中でも, ハンディー機は持ち運びができるという点が利点です. 移動局にあたりますが, モービル機(車載向け)と違い別に電源を用意する必要がありません. スピーカー・マイク・アンテナが一体化された一番手軽なものだと思います. (価格も安価なものから用意あり)
電源(ACアダプタかシガーソケット)が用意出来る環境で, 固定機やモービル機のような使い方もできます.
この製品について
八重洲無線のハンディ機の中でも全部入り機といった位置づけです. 代表的な機能としては以下の通りです.
- 144/430MHz帯送信
- 広帯域(AMラジオ～999.99MHz)受信
- C4FMデジタル変調対応
- GPS搭載
生活防水程度のスペックを持っています. (完全防水はVX-8Dなどが対応) 特に目立つのがC4FMデジタル対応です. これは, 八重洲無線が出しているデジタル変調方式で, WiRES-Xというインターネットを経由した世界中との交信が可能な規格です. GPS機能も利用して, 位置情報の共有なども行えるようです.
写真と説明
本体とオプションバッテリー
本体の中身
RS232Cシリアル通信ケーブル経由...おそらくFT232R内臓ケーブルでしょうか. マイナーチェンジされたFT1XDに関してはUSBケーブル(1本で済む)が付属するようです.
左が1,800mAh 右が1,100mAh
上が1,800mAh
バッテリーは単純に厚みが違います. 薄いという点では1,100mAhのほうのバッテリーも利点は大きいです.
オプションパーツ
数多くのオプションパーツにより, 自分好みのセッティングに仕上げられます.
クレードル・CD-41
フューチャーフォン・スマートフォンにも多くありますが, 急速充電可能なクレードルです. スライドさせるだけで充電できる上, 固定機のような使い方ができます.
クレードル本体
裏にACアダプタの端子があります. (本体付属品を利用)
(参考) 購入価格 : 2,160円 (ロケットアマチュア無線本館)
スピーカーマイク・MH-34B4B
スピーカーマイク本体
固定機っぽい?? (ぉぃ)
(参考) 購入価格 : 3,200円 (ロケットアマチュア無線本館)
無線やっている人が持っているあのかっこいいやつです. (??) ここにはモノラルのイヤホン端子が接続されており, 市販のイヤホンが利用できます.
アマチュア無線用がベストですが, 周波数特性が悪い(高音で減衰してしまう) Hi-Fi「でない」イヤホンが向いているようです. 片耳イヤホンが定番でしょうか.
↑今はこれを利用しています. コードが細く断線しやすい欠点があるようなので(実際とても細い), 他に良いイヤホンが見つかったら買おうと思います. ただ, 安いので予備用に持っておくのも良いかもしれませんね.
アンテナ・SRH779
お出かけ用アンテナとして購入しました. 付属のホイップアンテナではどうしても「おまけ」性能程度しか得られないので, 外出時交信の性能向上を図ります. 持ち運びに便利なロッドアンテナを選びました.
DIAMONDロゴが良さ
90度まで折り曲げ&回転可能
最長時(44cm)
最短時(16cm)
FT1D付属アンテナより短いのです
重量が非常に軽く, また折りたたむとかなりの小ささに驚きます. 表面もつるつるで, かばんのペン差しに入ります.
購入候補の一つに「フレキシブルアンテナ」(曲げられるアンテナ)も検討しましたが, 自重で曲がってしまうなど使い勝手に難ありとのことだったので, ロッドアンテナを選択しました.
| 型番 | SRH779 |
|---|---|
| サイズ | 16cm/44cm(最短/最長) |
| 対応バンド | 144/430MHz(デュアル) |
| 利得 | 2.15dBi(430MHz帯) |
| 重量 | 38g |
| コネクタ | SMAP |
※広帯域受信可能 (FMラジオも対応)
(参考) 購入価格 : 2,830円 (ロケットアマチュア無線本館)
アンテナ・FJ-727L
性能を求め, モービル向けのアンテナを取り入れてみることにしました.
1,070mmはさすが長い
指紋は付きそうなメッキ
購入したのは富士無線のオリジナルモデル・FJ-727Lです. 製造は北辰産業・コメットです. (パッケージが完全にコメットカラーの緑) 購入価格は忘れましたが4,000円前半だったことを覚えています. グレードからするとかなり安いですね.
どうも, このアンテナについての詳細情報が少ないのでスペック記載していきます.
| 型番 | FJ-727L |
|---|---|
| サイズ | 1,070mm |
| 対応バンド | 144/430MHz(デュアル) |
| 形式 | 1/2λ x CP(144MHz) 5/8λ x 2CP(430MHz) |
| 利得 | 3.9dB(144MHz)・6.3dB(430MHz) |
| 耐入力 | 150W |
| 重量 | 250g |
| コネクタ | MP |
メーター超えの一般的なアンテナです. 長さ故に利得は非常に高いですね.
70cm未満のアンテナだと144MHz帯利用時に車ならボディーアースの必要がありますが, これは不要です
画像説明欄にある通り, 光沢メッキ加工がなされています. 傷などの原因で斑点状のサビが予想されます. その点, 第一電波工業(DIAMOND)のSGシリーズなどはザラザラな加工なので指紋以外にも耐久性に優れると思いますが, こちらは値段がアップします.
筑波山でのテストで絶大な効果が実証されている自信作のようです. 今後の活躍に期待です.
※アンテナ基台を自作しました. 下部「関連記事」より御覧ください.
おわりに
型落ちで, 非常にお安く買えましたが機能充実(むしろ, 使いこなすのが大変そう)で, 大満足です.
今後あらゆる場所での交信に利用していく予定です.
