工作>ラジオスピーカ断線修理
はじめに
モノラルのラジオスピーカーの断線修理記事です.
1980年代の古い製品ですが, 比較的修理が容易な断線の修理ということでトライしてみました.
製品について
今回修理する製品は, 1980年代に発売されたケンウッド(当時トリオ)のツーメーターFMモービルトランシーバー「TM-201」に付属のスピーカーです. 「COMMUNICATIONS SPEAKER」と記載があります.
細くて弱そうなケーブルが付属しています. 元々, 自動車取り付けが想定されている製品なので, むしろ細いほうがよいのでしょうけども...
用意したもの
購入品
部品名 | 型番等 | 購入店 | 購入価格 | |
---|---|---|---|---|
3.5mmモノラルジャック | MJ355 | マルツ | 65円 | |
被覆線 | AWG22(黒・赤) | 不明 | 不明 | 手持ち品を利用 |
利用した工具
利用した工具は以下のとおり
工具名 | 型番等(参考) | 利用箇所 | 備考 |
---|---|---|---|
ドライバー(+2) | D-332-100 | フタの取り外し | |
はんだこて | 20W品 | 配線のハンダつけ | 白光DASHシリーズ |
丸ヤスリ | 5mm径 | 穴加工 | |
ワイヤーストリッパー | PP313B-165 | 被覆線の剥ぎ | なくても良いが, ニッパーは必要 |
修理・画像
はじめに, 裏のビス4本を取り外します. するとカバーが外れます.
断線箇所はこのあたり
モノラルプラグを用意
何も加工なしでピッタリハマる事案
フタ側は一部当たる箇所があったので, 削る
配線
配線
フタを再固定
完成
おわりに
簡単な加工で, 断線修理(というかコネクタ化)することができました.
一部, 修理が困難な製品がありますが, このような単純な作りのスピーカー等の断線は修理することができます. 試してみてはいかがでしょうか.