工作>パワーサプライ
はじめに
ギター・エフェクターなど、電子楽器系はDC9V電源が多く利用されています。9Vは006P型の電池などがありますが、AC100Vの使える環境で効率的に使えるようにパワーサプライという製品が売られています。
そこで、今回は安く音質の良いパワーサプライをつくろうということでやってみました。
注意: 以下の工作はAC100Vの電源を利用します。配線間違え等が起きると感電・火災等の原因になります。自己責任にてお願いします。
部品
購入部品は以下のとおりです。
ケース | SY-110B |
---|---|
トランス | HT-1203 |
メガネACインレット | MJ-27S |
電源スイッチ | ST-1061 |
DCジャック | MJ-60(x4) ※非推奨(下記載) |
LED | 超高輝度5mm緑 |
基板 | 片面Cタイプ(25x15穴) |
ブリッジダイオード | DF08M |
電解コンデンサ | 4700uF/50V |
電解コンデンサ | 22uF/50V |
セラミックコンデンサ | 1uF/50V(x2) |
電圧レギュレータ | NJM7809 |
抵抗 | 4.7kΩ |
M3ネジ | 8mm(x4) 10mm(x4) |
M3ナット | 12コ |
被覆銅線 | 適宜 |
※軽く解説・注意
- 今回用いたDCジャックはおすすめしません。(構造的に弱い・精度が悪いなどの理由) 20円上がりますが MJ-14 をおすすめします。
- 抵抗は100本入りです。(4.7kΩなら今後も使う機会多いので100本持っておいても問題ないと思いますが)1本単位でほしい場合は千石電商にて5円/本で販売されています。
- 加工には穴あけのためのドリルが必要です。特にフロントおよびリアパネルはアルミなので電動ドリルがあると好ましいです。
- メガネコネクタ部分は大きな穴を開ける必要があります。金属ヤスリは必須、リーマなどがあると便利です。
- 被覆銅線は100V部分と12Vおよび9V、LED部分に利用します。100V部分は太めのしっかりした電線を利用してください。
- ヒューズを取り付けたほうが安全です。
- 0.3Aのトランスを利用しているため、消費電力の大きな機器(例:電子キーボード)等には利用できません。
- より大きなトランス(12V/1Aなど)を利用すれば対応できますが、ケースは別の大きなものが必要になります。またレギュレータに放熱板を取り付ける必要が出てきます。
- 楽器の電源は2.1mmのDCジャックですが, センターマイナス となっており, 日常多く見られるACアダプタを利用した機器と逆です. 間違えると故障の原因となります. くれぐれもご注意ください.
回路図
実装図
※DC電源やLEDの取り付け向き注意
製作記
おわりに
問題なく動く(笑)パワーサプライが完成しました。音質等の比較は行っておりませんが、ノイズが気になるなどといったことは発生していません。今後も利用していきたいと思います。